アメリカの高校を紹介。
アメリカのスクールバスと言えば、そう、あの黄色いのです。写真
広いアメリカでは、郊外でも小学校まで5km以上あるのはざら。その上バスや電車はないので、
子供は自分で学校にたどり着くことは出来ません。毎日送り迎えしている親も結構いるけれど、ほとんどは
スクールバスの厄介になっています。
車がないのは中学生も高校低学年も一緒。
家と学校の間を送り迎えするだけでなく、遠足や、学校間の試合をしに行くときもスクールバスは活躍しています。
こんな便利なスクールバスシステムも、車を持った高校生にはただの迷惑。
バスは学区ごとに待機していますが、税金節約の為にもできるだけバスの数を減らします。
その方法の一つとして小学校、中学校、高校でのバスの使い回し。
まず高校生を学校に送り届けてから中学生を、それから小学生をという様に.....。
僕の学区の場合は、一番早く送られる高校生は朝6時40分頃に外でバスを待ち、1時間目は7時15分に始まります。
(ここミシガンでは-20℃を下まわる日の出前の時間に20分以上雪の中で待つ事も...)
この厄介なバスシステムの為だけに朝早く起きなければいけないのです。
アメリカの高校では、生徒がどんなクラスを取るか自分で選択出来ます。
主要5科目(英語、数学、社会、理科、外国語)には、
卒業するのに最低必要な単位数が決められていますが、残りはかなり自由です。
バスケットボール、投資、経済、料理、初歩の電気工学、プログラミング、
ジャーナリズム、ディベート、写真撮影、心理学のクラスなど、
ありとあらゆるカリキゥラムが用意されていて、どれを選択するかによって高校での経験はかなり変わってきます。
その上、主要5科目はレベル分けされています。(3段階ぐらいに)
よく、「アメリカの高校三年生は、日本の中学三年生と同じレベルの事を習っている」、
という誤解を聞きますが、(20年前の事は知りませんが...)それは
レベル分けされているクラスのうち、一番低いレベルと比べたものでしょう。
(留学生は英語力が劣っているせいで、だいたい下の方のクラスに放り込まれます。)
生徒の半分くらいは、何かの科目でHonors(
学校によって呼び方は色々ありますが、上のレベルの事です。)のクラスを取っているので、
その比較は妥当ではありません。
Honorsは普通のクラスより広く深くカバーし、宿題も2,3倍でます。
Honorsを取っていると、高校を卒業する前に高校必修レベルを終えてしまいます。
そこで、アメリカの高校のほとんどには、AP(Advanced Placement)という大学のコース
が高校で取れる制度があります。
一年の終わりにAP Testがあり、大学が指定している得点より高いスコアが取れれば、
大学からそのコースの単位がもらえます。
どんどん先に進めるだけでなく、どんな大学で取るよりも格段に安く単位が取れます。
アメリカの部活制度は完全に実力主義です。
いつもシーズンの初めに実力がテストされます。
定員数は決まっているので、それからもれれば部活に入れません。
学年が上だろうと、去年入っていたろうと関係なし。
(一部のコーチは最高学年を優遇するけれど)
もっと強い新入生が来ればお払い箱。
つまり、選手は学校に入学する前に強くなっていなければいけないのです。
それでは一体どこで練習するのでしょうか?
部活に入るほとんどの人は小さい頃から、ゴルフやテニスの場合クラブに、
また野球やサッカーの場合チームにそれぞれ所属しています。
(例外はフットボールとレスリングぐらい?)
(アメリカに来るまでラケットにも触った事の無かった僕が、 なぜテニス部に入れたかと言うと、僕の学校のテニス部が異常に弱く、人気が無く、定員割れしていたからです。今までの記録は 1勝9敗 です。)
日本ではほとんどの場合、部活に入れないと言うことは無いですが、その代わりほとんどの1年生は玉拾いばかりと聞きました。(今でもそうですか?)
アメリカでは一部の上手い人しか部活に入れない代わりに、入ったとたん本格的な練習が始まり、ほとんど一日おきに他校と練習試合があります。1軍であれば1軍用の、二軍であれば二軍用のリーグもあります。
アメリカでのスポーツ選手の優遇はスゴイです。
そんなに一流でなくても奨学金がどんどん出るし、難関私立、公立に入れるし...。
アメリカの数学で計算機が使われている事は周知の事実。
どんな計算機か一つ紹介。
写真
値段は100ドルぐらい。
出来ることは、
# +、-、*、/
# 乗算、e、log、ln
# 三角法、その反対(arcsin)
# 虚数(i)、ラジアン
# 表、棒グラフ、分布グラフ
# 関数のグラフ、媒介関数グラフ、極方程式グラフ
# グラフの最大、最小、ゼロ、交点
# 行列の計算
# 微分、積分
# お絵かき
# Basicタイプのプログラム、プログラムの編集(ミニゲーム)
その他もろもろ、僕が使ったことのないような機能がいっぱい付いてます。
この計算機の操作能力は成績を大きく左右するので、みんなかなり練習させられます。
コンピューターが出来る計算を練習しまくっても意味がない、という事で年々、ややこしくて間違えやすい計算問題が減ってきています。
その代わり、計算はそんなに難しくないけれど、問題の概念を完全に理解していないと答えられないような応用問題が、それに取って代わっているようです。
アメリカに来たばかりの外国人は、何よりも言語に苦労します。
どんなに勉強がよく出来ても、英語が適当に出来ないと
下のレベルのクラスでも悲惨な状況になります。
そのために、外国人の英語習得や他のクラスの宿題の手伝いをする事を目的としたESL
(English as a Second Language)というクラスがあります。
(学校によっては無いところもあります。その時はサバイバル...)
アメリカに来て直ぐのころは、アメリカ生活になじむためにESLは非常に役に立ちます。
同じような境遇にいる外国人同士すぐ友達を作ることが出来るし、
ランチ時間に一人でポツンとしないように
外国人に慣れた先生が気を配ってくれたりします。
しかし、アメリカに来て1,2年経ったら、ESLを取るのを避けましょう。
ESLに居過ぎると世界がそこより広がって行きにくく、友達はみんな韓国人、
なんて事になりかねません。外国人だけで固まっていて、アメリカ人の悪口ばっかり
言っていると、(共通の話題といったらこれくらいしかない...) 敬遠され、
絶っっっ対にアメリカ人の友達なんか出来ません。
日本人の多い地域だともっと悲惨です。 学校の中に日本人社会が出来ていて、
日本人グループに忠実であるように凄いプレッシャーがあります。
所かまわず日本語ばかり喋り、日本人の中だけで遊びます。
よく、3〜5年もアメリカにいたのに英語がサッパリ、
という信じられないような帰国子女や留学生がいますが、
それはこのような不幸な環境にはまった人でしょう。
ESLは大学受験の時も、プラスよりマイナス面が多いでしょう。
(ただし帰国子女受験の場合はどんなクラスであろうとよい成績を取った方がプラス)。
| _ | A | 100%〜93% | A- | 92%〜90% | |
| B+ | 89%〜87% | B | 86%〜83% | B- | 82%〜80% |
| C+ | 79%〜77% | C | 76%〜73% | C- | 72%〜70% |
| D+ | 69%〜67% | D | 66%〜63% | D- | 62%〜60% |
| E | _ | ||||
アメリカの成績は、絶対評価で12段階に分けて付けられます。
[A]が一番よく、[B],[C],[D]と悪くなり、[E]は落第です。
(この他は[G]とか[C]とかありますが学校によって違うようなのでここでは省略)
成績はテストやクイズ、宿題などの点を足して、分母で割る、
という完全に数学的な成績の付け方をしています。(上の表参照)
日本の偏差値のと違い、教師の好き嫌いが生徒の成績に影響しにくい、という点ではよいですが、
すべて点数を基準にしているので、個人の頑張りや努力が計りにくい、という短所もあります。
あと、こちらの高校には「ファイナル」という期末テストみたいなものがあります。
一つの学期を2つに割り、それぞれを40%の比重にし、残りの20%は「ファイナル」
の結果によってその学期の成績が決まります。
アメリカでは、6月から8月の終わりまで、2ヵ月半の長い長い夏休みがあります。
ほとんどの子供はある程度の時間をサマーキャンプに行ってつぶします。
さすがに高校生になると、アルバイトとか大学受験準備とかあるので行く人は減り、
キャンパーとしてでなくカウンセラーとしてサマーキャンプに参加する人もいます。
が、キャンプによっては年齢制限である18歳になるまで毎年行く人も結構います。
僕は1回ずつ2つの違うキャンプに行きましたが、本当に楽しい所です。
住むキャビンはみすぼらしく、食べ物は純アメ食だけれど、
カイアッキング、ウィンドサーフィン、セーリング、テニス、アート、バスケットボール、サッカー
、乗馬など、本当にいろいろなことが楽しめます。
7人に1人ぐらいの割合で若いカウンセラーが付きまとって面倒を見てくれ、
決められたスケジュールに沿ってアクティビティーをやって行くので、英語×でも全然困らない上に、
たちの悪いのはこんなキャンプに最初から来ません。
日本人にとっては絶好の英語力上達機会?
サッカー、テニスなど特定の種目だけをやるキャンプや、日帰りのもありますが、
泊りがけのキャンプでの経験は一味も二味も違います。
アメリカの高校でのカウンセラーは非常に重要です。
カウンセラーの仕事:
▽生徒はカウンセラーと一緒に相談しながら授業の選択をします。
▽生徒がクラスを落としたり変えたりする手伝い。
▽問題があった時、先生や他の生徒との仲介役。
▽生徒、親からのあらゆる質問、相談に答える。
▽卒業後の進路相談、大学手続き。
▽その他もろもろ・・・
(会いたい時は予約を忘れずに)
ほとんどのカウンセラーはいい人ですが、たまに運悪く気が合わないのや、一生懸命でないのにあたります。
その時は・・・
対処法@:相手の気に入るように取り入る。
対処法A:どうせ気が合わないので、うっとうしく思われるのを覚悟でしつこく要求する。
対処法B:カウンセラーを利用しないで自力でがんばる。
Bは最悪のチョイスかも。あらゆる情報を逃します。
ESLやその他の先生、日本人アドバイザーは絶対にカウンセラーの代用になりません。
知っている情報量が違う上に、情報の正確さに問題があります。
英語が出来ないから会いにくい?
カウンセラーはそれを我慢強く聞くのが仕事ですから自信を持って会うべき。予約を取っているならなおさら。
少なくともその時間はあなたのために空けてあります。
どうしても会いにくい、またはたいした用事でなければE-mailという手もあります。
もちろん直接会いに行くのがベストですが・・・。
アメリカでは非常にボランティアが盛んです。
高校によっては、100時間以上ボランティアをやらないと卒業できない所もあるぐらいです。
大学試験の時も、ボランティアをやらないと非常に不利です。
そこでなんですが、
僕は今日もボランティアに行って来きました。
デトロイトダウンタウンに集まってぼろぼろの家を取り崩すのを手伝う、というやつです。
廃墟になってしまったデトロイトの復興への取り組みの一つです。
あー怖かった。そこに1000人近く来ていたからいいものの...
安全について少しでも考えてあるって事は無いでしょうから、
アメリカらしく自分の身は自分で守りましょう、って感じでしょうか...
周りの家は皆、窓ガラスが割れていて、正面の扉まで半分取れかけてました。
そこに住んでいる人って...
今日、保健の授業で“ゲイ”のことを教わりました。
アメリカの人口の少なくとも4%は“ゲイ”だそうです。
と言う事は、うちの学校の全生徒が約1000人なのでその4%、
約40人がゲイということになります……。
アメリカってこういう意味でも、少し危険ですね。
その想像は置いといて、ともかくアメリカでのゲイは強いです。
ゲイの人権について非常に繁栄に議論されるし、ゲイはストレスがたまるので、隠れていないで出てくる事が奨励されています。 その上ゲイサポートグループは、強い政治的勢力を持っています。
この勢いだと、これからどんどんゲイが増えてくるのでしょうか。
ちょっと想像できない未来社会像ですね... ^ ^;
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